こないだのブログで紹介した
EV(電気)の三輪カープロジェクトの詳細。
非常勤講師でお世話になっている日本自動車大学校(NATS)より
ブログアップO.K.ということで報告しよっかなみたいな感じです。
事の発端が2年前ぐらいに大阪の町工場が数社で地域活性化のために
EV三輪カーを製作したみたいな話があって
学校としてもそういうことをやりたいので
私にデザインを起こしてくれということから始まったわけです。
で学校の所在地でもある成田市。
その有名観光スポット成田山総本山なんかの参道を
人力車が走っているイメージでエコな乗り物を造って観光に使えないか?
みたいな話だったのです。
で実際にデザイン画を起こした段階で諸事情により
話がストップしていたんですが
突然再燃!!
今回造って学生たちの出展する、東京オートサロンにも持っていくということに決まったのです。
数年前にデザインした人力車や参道をイメージした乗り物がこれ。
現実的に造る事や走って止まる事を考えると
突拍子の無いデザインやメーカーが造るコンセプトカーみたいなのは無理がある
ということでデザインしたのです。
名づけて「電力車(でんりきしゃ)」
1/5で模型制作からの始まり
現段階は走って止まってスムーズにコーナリングできる
モーターで動くシャシが完成。
ちょうどスケール感の合う物など当然なく
創意工夫で乗り切ります。
タイヤは台車のキャスター。
フロントフォークはアルミの無垢棒を旋盤で削りだしました。
ボディはFRPで成形。
最後にペイントし模型を完成させました。
実際はコーナリングで車体が傾かなければならないので、
実車のボディ形状はキャビンと、リヤカウル別体を予定。
でこっちは実車の製作風景。
ベースは量産性やモーターや充電系統のハーネス、バッテリーなどを流用する兼ね合いで
すでに市場に出回っている電気スクーターを使いました。
リヤの三輪フォーシングも量産性を考え市販の汎用物。
といえども細かい部分を加工しなければ簡単にはつきません。
EVに詳しい人はなぜ故にインホイールモーター??
だとは思いますが、
これについては完成した時のちょっとしたデザイン的なギミックの為と言っておきます。
左右にジャイロするために機構部を造ってもよかったのですが
これも量産性やメンテナンス性を考慮した結果
既存の車種からの流用で。
フロントはショーに出す見栄えの兼ね合いで到立フォーク。
モンキー用の12インチのホイールをちょっと面倒な加工しセット。
最大限寝かすとこんな感じ。
三輪の特性が意外にややこしく
簡単に切った貼ったではコーナーリングに違和感が出るので
だいぶ検討、試走を繰り返しての決定でした。
これから外装のカウルなどの製作です。
ここからが大変だな~
Y崎先生頼りにしてますよ!!!!
では追って報告します。
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